UPJ事始。

UPJ(ウエノポエトリカンジャム)とは何か?について少しづつ書きたいと思います。

そもそもは2000年の春。「ポエトリーリーディング」という言葉が人々の間にようやく認識されつつあった頃。いろいろなオープンマイク(当日、もしくは事前にエントリーするば誰でもパフォーマンスできるシステム。カフェやライブハウス、イベント会場などで行われている)に
出入り、出演していた、さいとういんこ(思いつき大臣で初代UPJ代表)が、

「いいんだけど、楽しいんだけど、オープンマイク。でも、ちがう感じでやりたいなあ。外でやりたいなあ。それと、まだ会ったことのないすごい人、どこかにいるんじゃないかなあ」

と、思いついて発案したものです。公営の公園の野外ステージの使用料が安いと聞いて、あちこちに電話。そして、設備がいちばん良かった(音響システム、照明あり、屋根も)のが
上野公園水上音楽堂(現上野恩賜公園野外ステージ)でした。

「もしもし」
「はい、こちら上野公園管理事務所です」
「水上音楽堂なんですが、土日で空いてる日ありますか?」
「はい、ちょっと待ってね。。。。え〜9月3日だったら空いてますよ」
「あの、詩の朗読会やりたいんですが」
「はい、いいですよ。仮予約入れておくから近いうちに来て下さい。提出してもらう書類もあるので」
「あ、はい。よろしくお願いします。」

あっけない!あまりにも、あっけなさすぎる。いいのか?ほんとに?
こうして、ウエノポエトリカンジャムの歴史が始まったのでした。

以下、続く。

                         文責 さいとういんこ